【質問】ペーパーディスク型の流向流速計は専用ペーパー、スポンジが3セット装着できるようになっているが、3セット装着するのは平均化するためや深度方向の流向流速プロファイルを観測するためなのか?
【回答】
ペーパーディスクを上・中・下の3枚装着する場合はご質問のような使い方ができます。また、極端に観測井内の水位が低い場合は下に一つだけペーパーを挿入する場合があります。ディスクを3枚挿入するとペーパーディスクで挟まれたスポンジ内に空気が溜まりやすいため、水の入ったバケツにいったん流速計を10秒程度漬けて、スポンジから空気を抜いた後に観測することをお勧めします。検定直線の取得は中央1枚の計測の計測で行っており、計測が成功(正常なテーリングが発生)する確率が高いのは中央1枚の計測の場合です。スポンジを保護するためネトロンカバーを装着することも忘れずに行ってください。
【質問】濁水の流入防止や浮上するガスの逃げ道確保のため、本体の直径を40㎜程度に小さくできないか。
【回答】
スポンジの直径を小さくすると観測井のストレーナとの密着が失われるので正しく測ることができません。
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